雲の上の世界より

台風が過ぎ去った後の夕焼け―。
これまでも動植物や風景、絵画などからインスピレーションを得て作品を作ることが多かったのですが、このたびは、写真家・金子素直さんのポストカード集『富士山頂~雲の上の世界~』の一枚より、オマージュ作品を作らせていただきました(ご本人の承諾を得ています)。
金子さんは富士山頂で働くという珍しい経験の持ち主で、そこからの美しい風景に魅了され、写真を撮るようになったのだとか。
富士山はもちろんのこと、屋久島、上高地、東北…と、とにかく自然の美しさを写し取ることに長けた方で、私はその写真の透明感がとても好きです。
この一枚は、富士山頂で、周りに誰もいないひとりきりのときに遭遇した眺望なのだそう。
そのタイミングでそこにいること。
自然に受け入れられているとしか思えない!
とても素敵だなと思うと同時に、自然界にはこんなに複雑で美しい色があることに触発され、そのひとかけらをオルゴナイトに取り入れてみたいなと石を選びました。

小さなオルゴナイトの限られたスペースのなかで、夕焼けの色彩を表現…楽しくもあり大変でもあり。だって小さいんですもの!笑
イエローオーラ、アパタイト、アメジストなどを入れました。
この色合わせ、ほかでは喧嘩しそうなものですが、天然の色だとうまく融合することに驚かされます。
ミニコーンタイプのオルゴナイトなのでとても小さく、写真とうまく対比ささせてレイアウトできるかどうかが微妙ですが、せっかくなので両方とも次の催事に持って行こうと思っています。
よかったら観てくださいね!
